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2024.02.03

続編・緊急特集!「地震」に強い家づくり ~その③「耐震リフォーム」の発展的な発想!~[Vol.945]

「地震対策は、絶対に必要!!」


地震の少ない地域に住んでいて、長年その生活に慣れてくると突然の大地震に対処が遅れていることは、否めない事実だと思います。
私も、地震の準備が行き届いておらず1日だけかもしれませんが、避難生活を送りました。
この体験が「地震対策は、絶対に必要!!」ということにたどりつくのですが、いざ始めるとしたら何からすればいいのかわからないということが、前のテーマの結論でした。
もちろん、初歩段階で地震がきたときには・・・という具体的な行動やそのあとの長引く避難生活のアドバイスなどは、ネットを見ればわかります。ですが、地震対策の「お住まい」に関しては「いかに安全にすごせるか?」という原理原則にもどって考えると、まだ解決方法が万全ではないと結論づけていました。


そんな中、約1ヶ月弱の経過のなかで気づけたことがありました。
具体的にはすでに発信されている施工技術で、全国でも取り入れている施工会社もある実証済みのものがあるということです。


このことは、私自身が固定観念にとらわれていたことも遅れてしまった原因になりますので、まずはそのことからお話したいと思います。

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「耐震リフォーム」のとらえ方

私は「耐震リフォーム」の言葉が出ると、まずは「木造耐震リフォーム」、それは「木造住宅耐震診断」「木造耐震補強工法」につながるものという考えにつながっていました。


このように「木造」「耐震」がセットで記憶されていて、その「耐震」の言葉が「一度の大きな揺れ(震度6強)には、倒れないつくり」とインプットされていました。
なので、何度も揺れる群発地震の対処方法は、今回の地震の報告をみても明らかに「ない」と思っていました。


私は恥ずかしいお話ですが、その概念にとらわれて新しい技術革新の話に進んで興味を持って聞いていなかったのが実情でした。
また、そのような技術の施工方法があったとしたら、これまでにも進めておれたか、というと実際には「地震」が少ない時点で、そこまでは金額のかかるお話をすすめても、お客様の興味が低いという理由でそこから先の話を途絶えさせていました。
そのことが「ない」ということに結論づけていました。
本当に、反省すべきこととだと思います。



「耐震」+「制振」の技術が最新版の地震対策!

今からするお話が、正しいとか絶対的というものではありませんが、おそらく今の時点ではまさしく最新で、地震対策の効果のある技術だと思います。


ですので、調べた内容をもとにお伝えできたらと思います。


これまでの「耐震」の考え方には、倒れないようにするための技術が盛り込まれていました。
それは、構造躯体(梁・柱・土台・屋根伏せなどの主要な骨組み)を横揺れ・縦揺れをおこし、倒れないために「構造材」を支え合う、簡単に言うと「密着して構造体を固めてしまう」という発想のもとに仕上げるやり方です。
このやり方だと、その部材(構造材)が揺れでぶつかり合うことが起きて、部材同士が力関係で押したり、引っ張ったりして接合部が徐々にゆるんだり、また部材そのものの木材のなかでも押したり、引っ張ったりの力がかかるので破損したりする。それを防ぐための技術が「耐震」になりますが、弱点は、何度もその「揺れ」が生じたときに衝撃にたえられないのが特徴です。
そこに「揺れ」の衝撃を抑えるダンパー(耐震補強用の金物:木材と木材の接合部につける)をつけて、押したり、引っ張ったりの力をやわらげることで被害を防ぎます。
これが「制振」の考え方になります。
この「耐震」+「制振」の考え方が、今の時点では最も高確率で揺れの被害が抑えられると思います。それも”何度も”です。


こちらの技術を進めていきたいと思います。
それにより、これまでの問題点をここでクリアできると思います。

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費用対効果は?

この技術は役立つと思いますが、その費用はどのくらいかかるのか?


具体的なことになりますが、ダンパーが1つ8万円~ということですが、それを1軒あたり12個~の標準的な個数になるそうです。


単純に計算すると8万円×12個=96万円
これは後付けのタイプになるので、新築だと約50万円
つまりは、後付けの費用が最大値になるかと思います。
木造住宅のリフォームにおいては、約100万円が費用にかかります。


地震による全壊・半壊の被害が出て直すとしたらという発想と比べたら、断然お得に済ませられると思います

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これからの「地震に強い家づくり」

日本では、木造住宅の建っている割合が住宅全体で約58.9%になっています。
徐々に「非木造」の住宅が増えてますが、それでも6割弱の住宅が木造です。


そうした場合、多くの木造住宅が「地震対策」の技術を受け入れてます。
新築なら、建築確認を出す時点で、最新の「地震対策」が採用されています。
リフォームでは、懸念であった建築確認なしの案件が費用をある金額帯を出したら「地震対策」になります。
特に木造住宅には弱点であったことが解消されてきています。


繰り返し発生している地震
この小さな揺れ、大きな揺れ、連続して起こりうる揺れ、これらの揺れに対しても新しい技術が出てきていることに少しだけホッとしました。


あとはこの技術を生かして形にすることで「安心できる家」はできると思います。
皆様のお住まいがそういう技術で「地震に強い」お住まいにできることを啓蒙していきたいと思います。

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石友リフォームサービスは累計78,000件を超える施工実績で北陸No.1(※)を誇ります。(※リフォーム産業新聞調べ)


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