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電気代高騰も怖くない!オール電化家庭のための節約術・夏編
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2025.07.14

電気代高騰も怖くない!オール電化家庭のための節約術・夏編

*外観も一新~退職後、在宅時間が増えることを想定し、太陽光発電を導入最も効率よく発電できる南側の屋根に太陽光パネルを設置し、昼間の電力を気にせず使えると喜んでいただきました。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_110.html

 

 

 

目次

 

1. 夏場の電気代の傾向と課題

 

1-1. なぜ夏に電気代が高くなるのか?

1-2. オール電化家庭に特有の影響とは?

1-3. 電気料金の内訳を知って節約のヒントを得る

 

2. エアコンの使い方次第で変わる!賢い節電テクニック

 

2-1. 適切な設定温度で節約効果を最大化

2-2. エアコンのON/OFFが節約につながらない理由

2-3. サーキュレーターや扇風機との組み合わせが鍵

2-4. フィルター清掃やメンテナンスで効率化

 

3. 太陽光発電と蓄電池の導入で電気代を削減

 

3-1. 太陽光発電の基本と期待できる節約効果

3-2. 蓄電池を併用して夜間も効率的に活用

3-3. 初期費用と費用対効果を徹底解説

3-4. 補助金や減税制度を活用する方法

 

4. その他の夏場の節電対策と工夫

 

4-1. 遮熱カーテンや断熱材の活用

4-2. 照明や家電を省エネタイプに切り替え

4-3. 日中の電力消費を減らす生活習慣

4-4. 電力会社のプラン変更も検討しよう

 

5. オール電化住宅ならではの強みを活かす

 

5-1. 電力自給自足で安心安全な暮らしへ

5-2. エコキュートを効果的に運用する方法

5-3. 太陽光発電との相性抜群の電化製品選び

 

まとめ

 

 

 

 

 

 

 

1. 夏場の電気代の傾向と課題

 

1-1. なぜ夏に電気代が高くなるのか?

 

夏場は気温が高くなるため、多くの家庭でエアコンをフル稼働させることで電力消費が大幅に増加します。

 

特に昼間の時間帯は日差しが強く室温が上がりやすいことから、冷房の稼働時間が長くなりがちです。

 

また、冷房時のエアコンの消費電力は暖房時と比べて抑えられるイメージがありますが、高温多湿の日本の夏では除湿運転が求められるため、エネルギー消費がかさみます。

 

さらに電力会社の料金体系では、一部のプランで使用量が一定以上になると1kWhあたりの単価が上昇する仕組みが採用されており、これによって夏の電気代はさらに高くなりがちです。

 

 

 

1-2. オール電化家庭に特有の影響とは?

 

オール電化の家庭では、家庭内のすべてのエネルギー源が電力に依存しているため、夏場の電気代は一般家庭と比べて大幅に増加する可能性があります。

 

特に、日中の時間帯にエアコンの使用頻度が高まることで、電気代が急激に上昇します。

 

また、オール電化住宅では冷房以外にも電気を大量に消費する設備が多いため、総消費電力量が高くなるのが特徴です。

 

例えば、IHクッキングヒーターの頻繁な使用や、真夏の暑い日におけるお湯の使用も電力消費に直結します。

 

このように、オール電化特有のライフスタイルは、夏場の電気料金上昇に大きな影響を与えます。

 

 

1-3. 電気料金の内訳を知って節約のヒントを得る
 
 

https://www.ishitomo-reform.co.jp/solar/

 

電気料金は、基本料金と従量料金の2つの主な要素で構成されています

 

基本料金は電力契約容量に基づき一定である一方、従量料金は電力使用量に応じて変動します。

 

特にオール電化家庭では、夏場の電力消費量が大きくなるため、従量料金が電気代全体の大部分を占める傾向があります。

 

また、再エネ賦課金や燃料費調整額といった項目も電気代に含まれ、これらが近年高騰していることがさらなる負担となります。

 

これらの内訳を理解することで節約のヒントが得られます。

 

例えば、電力使用ピークの時間帯を避けたり、必要以上に冷房を強くしすぎないなど、使い方を工夫することで電気代節約が実現可能です。

 

さらに、太陽光発電+蓄電池を導入することで、日中の「真夏の発電量」を活用し、自家消費によって光熱費全体を抑えることも視野に入れるとよいでしょう。

 

 

 

2. エアコンの使い方次第で変わる!賢い節電テクニック

 

2-1. 適切な設定温度で節約効果を最大化

 

夏場の電気代を抑えるために重要なのが、エアコンの設定温度を適切にすることです。
 
推奨される冷房の設定温度は28度で、この温度を基準に少し高めに設定することで快適さを保ちながら電気代を節約できます。

 

設定温度が1度違うだけでも消費電力が大きく変わりますので、適切な温度に注意することが光熱費削減のポイントです。

 

また、暑い日でも無理に冷やしすぎず、扇風機やサーキュレーターを併用するとさらに効果的です。

 

 

 

2-2. エアコンのON/OFFが節約につながらない理由

 

エアコンを頻繁にON/OFFすることは、実は電気代節約にはあまり効果がありません。

 

エアコンは運転開始直後に大量のエネルギーを消費して部屋を冷やす仕組みになっているため、こまめに切るよりは、一定の設定温度で「つけっぱなし」にした方が結果的には電力消費を抑えることにつながります。

 

特に高い夏の電気代を抑えるためには、長時間外出しない限り、エアコンを一度つけたら適温を維持する使い方が電気代節約に有効です。

 

 

 

2-3. サーキュレーターや扇風機との組み合わせが鍵
 

 

*サーキュレーターと扇風機(天井付けタイプ)

エアコンを効果的に使うためには、サーキュレーターや扇風機との併用が欠かせません。

 

これらを併用することで部屋全体に冷気を循環させることができ、エアコンの設定温度を高めに保ちながらも快適に過ごすことが可能になります。

 

例えば、エアコンの冷気は下に溜まりやすいため、サーキュレーターなどで空気を循環させることで効率的に冷房を利用できます。

 

結果として、消費電力を抑えることができ、オール電化家庭でも電気代を大幅に節約できます。

 

 

 

2-4. フィルター清掃やメンテナンスで効率化

 

エアコンの消費電力を抑えるためには、定期的なフィルター清掃やメンテナンスが重要です。

 

フィルターが汚れている状態だと冷却効率が低下し、より多くの電力を消費してしまいます。

 

月に1回程度を目安にフィルターを清掃することで、エアコンの性能を最大限に引き出すことができます。

 

また、エアコン本体の内部にも汚れが溜まりやすいので、定期的なプロによるメンテナンスも検討しましょう。

 

これらの工夫によって、暑い夏でも効率的に冷房を利用でき、光熱費を削減することができます。

 

 

 

3. 太陽光発電と蓄電池の導入で電気代を削減

 

3-1. 太陽光発電の基本と期待できる節約効果
 
https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_110.html

太陽光発電は、太陽のエネルギーを利用して電力を生み出す非常にエコなシステムです。

 

オール電化家庭において、特に夏のように日照時間が長く晴天が多い時期には、真夏の発電量が増えるため、電気代の大幅な削減が期待できます。

 

具体的な節約効果として、一般的な住宅用太陽光発電システムを導入した場合、年間の電気代が約20%程度削減されることが報告されています。

 

 

オール電化家庭においてエアコンや冷房の使用が増える夏には、その効果がさらに顕著です。

 

また、再生可能エネルギーを活用することで光熱費を抑えつつ、環境負荷の軽減にも貢献できます。

 

 

 

3-2. 蓄電池を併用して夜間も効率的に活用
 
https://www.ishitomo-reform.co.jp/solar/


太陽光発電の効果を最大限に活用するためには、蓄電池の導入が効果的です。

 

蓄電池を併用することで、昼間に発電された電力を夜間や曇りの日でも使えるようになります。

 

これにより、夏の夜間にエアコンを使用する際も、効率的に電力を利用することができ、電気代節約につながります。

 

蓄電池を導入した場合、さらに効果的な節約が可能です。

 

年間の電気代では、蓄電池を併用することで削減後の電気代が30~40%カットされることが確認されています。

 

また停電時の非常用電力としても機能するため、安心感も高まります。

 

蓄電池の容量に応じて、電力自給の時間が異なるため、家庭の電力使用量に合った製品を選ぶことが重要です。

 

 

 

3-3. 初期費用と費用対効果を徹底解説

 

太陽光発電や蓄電池の導入には初期費用が発生しますが、その費用対効果をしっかり理解することが重要です。

 

一般的な住宅用太陽光発電では、初期導入費用は100万円から300万円程度とされています。

 

蓄電池を併用する場合はさらに高額となり、合計で200万円から500万円程度の費用が必要です。

 

しかし、電気代節約の効果により、年間でおよそ10万円以上のコスト削減が期待できるケースもあり、長期的な視点で見ると投資回収が可能となります。

 

投資回収期間はシステムの規模や利用状況によりますが、おおよそ10年から15年とされています。

 

また、機器の寿命やメンテナンス費用も考慮し、長期プランを立てることが成功の鍵です。

 

 

 

3-4. 補助金や減税制度を活用する方法

 

太陽光発電や蓄電池を導入する際は、補助金や減税制度を活用することで、初期費用を大幅に軽減できます。

 

経済産業省や自治体が提供する補助金制度を利用すると、導入コストの一部を賄うことができます。


北陸3県の太陽光発電・蓄電池の補助金2025(7月時点)
・石川県:令和7年度 住宅向け太陽光発電設備普及促進事業費補助金
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/ontai/pv/pv.html
・福井県:令和7年度住宅の太陽光・蓄電池設備導入促進事業補助金について
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/dengen/shin-energy/fukui-zyutakutaiyokou.html
・富山県:令和7年度再生可能エネルギー導入促進補助金(富山県)
https://www.pref.toyama.jp/1705/kurashi/kankyoushizen/kankyou/saienehojo.html

 

 

また、住宅関連のエコ機器に適用される減税制度もあります。

 

例えば、「再エネ賦課金を利用した補助金」「地域ごとの省エネ住宅支援プログラム」などが挙げられます。

 

これらの制度は地域によって条件や金額が異なるため、自治体の公式サイトを確認したり、施工業者に相談することをおすすめします。

 

補助金を上手に活用することで、高い初期費用でも導入しやすくなり、早期に電気代節約や環境改善の効果を実感することが可能です。

 

 

 

4. その他の夏場の節電対策と工夫

 

4-1. 遮熱カーテンや断熱材の活用
 

*参照:シンコール:室内の温度上昇を抑える
https://sincol-group.jp/function/suzushiya/


夏の暑い日差しが室内に入ると、室温が上昇しエアコンの稼働時間が増えて電気代が高くなります。

 

この問題を解決するために、遮熱カーテンや断熱材を使うことで効率的な節電が可能です。

 

遮熱カーテンは窓からの熱の流入を効果的に防ぎ、エアコンへの負担を軽減します。

 

一方、断熱材を壁や天井に導入することで、日中の熱を遮り冷房効率を向上させることができます。

 

これらのアイテムは初期費用は多少必要ですが、長期的には光熱費の削減効果が期待できます。

 

 

 

4-2. 照明や家電を省エネタイプに切り替え
 

*消費電力量で比べた場合(参照:パナソニック)
https://www2.panasonic.biz/jp/lighting/eco/


家庭で使用する照明や家電製品を省エネタイプに切り替えることも、夏場の電気代節約に効果的な方法です。

 

LED照明への変更は特に効果的で、従来の白熱灯に比べ消費電力が大幅に削減されます。

 

また、最新の省エネ型エアコンや冷蔵庫は、効率的な消費電力設計がされており、電力使用量を抑えることができます。

 

これらの家電の導入は初期費用がかかりますが、電気代節約でコストを回収できるケースが多いです。

 

 

 

4-3. 日中の電力消費を減らす生活習慣

 

夏場の電力消費を抑えるためには、生活習慣の見直しも重要です。

 

例えば、外出中はエアコンをタイマー設定にする、カーテンやブラインドで室内温度を調整するなど、無駄な冷房使用を避ける工夫が必要です。

 

さらに、調理や洗濯は比較的気温が低い早朝または夜間に行うことで、日中のピーク時の電力使用を減らすことができます。

 

夏は太陽光発電の発電量も増えるため、太陽光発電を使用している家庭では昼間の電力を活用するライフスタイルを心がけることが合理的です。

 

 

 

4-4. 電力会社のプラン変更も検討しよう

 

電気代を節約するもう一つの有効な方法として、電力会社の料金プランの見直しがあります。

 

多くの電力会社では、オール電化家庭向けの特別な料金プランや、電力使用量が多い家庭向けの割引プランを提供しています。

 

また、夜間の電力使用が安くなるプランを選べば、エコキュートの稼働や蓄電池での充電を効率よく行うことが可能です。

 

特に、真夏の冷房使用が多い時期には、自分の家庭の生活リズムに最適なプランを選ぶことで、年間の電気代を大幅に節約できます。

 

 

 

5. オール電化住宅ならではの強みを活かす

 

5-1. 電力自給自足で安心安全な暮らしへ

 

オール電化住宅では、電力を効率的に活用できるというメリットがある一方で、電気代が高騰する昨今、その負担軽減が課題になっています。

 

こんな時こそ注目したいのが太陽光発電と蓄電池の導入です。

 

特に真夏の発電量は非常に高くなる傾向があり、昼間の電力をまかなうだけでなく、余剰電力を蓄電池に貯めることで夜間にも利用できます

 

これにより、停電時でも最低限の電力を確保しながら、電気代の節約にもつながります。

 

また、太陽光発電+蓄電池を組み合わせれば、光熱費の大幅な削減が可能です。

 

例えば、月に20,000円の電気代がかかっている家庭では、蓄電池を導入することで12,000円代になることが期待できます。

 

このような自給自足の仕組みを取り入れることで、電力に対する不安を解消しながら経済的なメリットも享受できます。

 

 

 

5-2. エコキュートを効果的に運用する方法

 

エコキュートはオール電化家庭の代表的な省エネ家電であり、効率的な運用により電気代節約が可能です

 

夏場は比較的少量の給湯で済む場合が多いため、エコキュートの運転時間を深夜の電気料金が安い時間帯に設定することがポイントです。

 

これにより、高い電気代がかかるピーク時間を避け、効率的にお湯を作ることができます。

 

さらに、エコキュートは太陽光発電との相性も抜群です。(ただし、対応可能な機種にかぎります。)

 

昼間の太陽光発電による余剰電力を利用してお湯を作ることで、電力購入量を大幅に削減できます。

 

このように、エコキュートの設定や運用を工夫することで、家計に優しい暮らしを実現できます。

 

 

5-3. 太陽光発電との相性抜群の電化製品選び

 

オール電化住宅では、太陽光発電を活用することで環境に優しく、経済的な生活を築くことが可能です。

 

しかし、その効果を最大化するためには、電化製品の選び方にも工夫が必要です。

 

特に、省エネ性能の高いエアコン冷蔵庫を選ぶことが重要です。

 

これらの家電は、日中に太陽光発電の電力で動かすことで、電力消費を効率化できます。

 

また、蓄電池と併用することで、夜間の電力もまかなえるため、電化製品の「つけっぱなし」や「高負荷運用」を控えながら計画的に運用することが鍵となります。

 

さらに、IHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機などのオール電化対応製品も、光熱費削減に大きく寄与します。

 

家庭ごとの使用状況に合った製品を選ぶことで、より効率的な電気代節約を目指せるでしょう。

 

 

 

まとめ
 

夏の電気代に頭を悩ませているオール電化家庭は少なくありません。

 

特にエアコンを頻繁に使用するこの季節は、知らず知らずのうちに電力消費が増加しがちです。

 

ですが、ちょっとした工夫や住まいの見直しで、快適さを保ちつつ電気代を抑えることは十分可能です。

 

例えば、断熱リフォームや遮熱フィルムの活用で室内温度の上昇を抑えたり、サーキュレーターを併用して冷気を循環させたりすることで、エアコンの設定温度を控えめにしても快適に過ごせます。

 

また、時間帯別の電気料金プランを上手に利用した家電の使い分けも有効です。

 

暑さに負けない快適な暮らしを叶えながら、エネルギーと家計にもやさしい暮らし方を、リフォームとともに見直してみてはいかがでしょうか。

 

石友リフォームサービスでは、真夏の電気代高騰の対策として、即座にできる節電方法をお伝えしてます。

 

暑い夏を、健康に快適にのりこえていきましょう!

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