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介護をみすえた、介護しやすい「介護リフォーム」「介護対応リフォーム」とは?準備するべきポイントを解説!石川県での施工事例もご紹介[Vol.747]
バリアフリー
2022.11.04

介護をみすえた、介護しやすい「介護リフォーム」「介護対応リフォーム」とは?準備するべきポイントを解説!石川県での施工事例もご紹介[Vol.747]

みなさん、こんにちは!石友リフォームサービス金沢押野店 営業の河越です。
今回のコラムは、石川県野々市市にございます石友リフォームサービス金沢押野店よりお送りいたします。


皆さんにとってリフォームのイメージは、「住まいをキレイにしたり、使いやすくする」「今まで住んできた中での、不満点や不具合を改善する」といった現状からの改善が多いと思います。しかし、今後末永く住んでいくことを考えると・・・いかがでしょうか。今まで住んできた中での不便を改善する事はもちろんですが、数十年後も見据えて今から備える事も必要ではありませんか?もし、高齢になり介護が必要になったら?そうなってからのリフォームでは、金銭的にも体力的にも大変だと思います。


「家族が病気(ケガ)で障害があるので、対応するためにリフォームしたい。」
「車イスになっても使いやすい間取にしたいけど、どうしたら良いかわからない。」
「介護する側を経験したので、将来のためにリフォームに取り入れたい。」


最近は、介護対応リフォームについてお客様からこのようなお話を聞くことが増えました。今後数十年先の将来の暮らしを見据えて、今リフォームを…今回はそんな来るべき将来に向けた「介護対応リフォーム」について、ポイントや補助制度、実際の事例について紹介をします。



「介護リフォーム」「介護対応リフォーム」とは?


介護する人もされる人も快適に過ごせるように、暮らしを整えることを「介護リフォーム」といいます。また、「バリアフリー」は近年良く使われる言葉ですが、もともとは建築用語なのです。「バリア(障壁)」を「フリー(のぞく)」=障壁となるものを排除し、暮らしやすくすることを意味します。“暮らしを整える”“バリアフリー”とは、具体的にどのようなリフォームのことでしょうか。

介護リフォーム

①手すり

『立ち座りが大変になってきた…』『お風呂やトイレで転びそうになる…』等、年々足腰に不安を感じるようになっていきますよね。『今は健康なので、手すり取付には抵抗がある…』という方も知っておいて損はない!ご自宅内で介護手すりが必要な場所は、意外と多くあります。


【主要な手すり設置場所】
●階段・玄関等の段差のある場所
●浴室等の滑りやすい場所
●トイレの姿勢変更がある場所
●出入口付近に設置


体を支えるためには、強度が必要となってきます。そのため、壁の中に下地補強材が必要になります。『手すりを付けるために、下地が必要なのは知らなかった。』というお客様も多くおられます。


【主な手すりの種類】
●ストレートタイプ
●I型(水平垂直対応)
●両方可能なL型


『どんな手すりをつけたら良い?』『どこにつけたら良いの?』という方もご安心ください。石友リフォームサービスでは、場所や用途に合わせて最適な手すりをご提案しています。

階段手すり

▼階段手すり施工事例
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_409.html


玄関手すり

トイレ手すり

▼玄関・トイレ手すり施工事例
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_401.html


浴室手すり

▼浴室手すり施工事例 
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_486.html


玄関外部手すり

▼玄関外部手すり施工事例
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_167.html


 

②引き戸にして、出入りをスムーズに

ドアの開閉時に、大きな動作が必要な開き戸。開閉時に自身が体重移動する事で開けるため、バランスを崩しやすいと言われています。そのため、『段々と戸を開ける動作が大変になってきた…』『ドアを開け締めするだけなのに、手間取ってしまう…』というお悩みが将来出てくる可能性がありますが、引き戸に変更するだけで出入りがしやすくなります。


引き戸は、要介護者やリハビリ中の人でもカンタンに自分で開閉できるのです。さらに、引き戸にすることで移動が少なくなり、より安全になります。介護する際も、引き戸だと解放状態で固定しやすいので、スペースも確保できます。トイレや浴室の場合は、中で転倒していても救出することが容易になります。これらの理由から病院や老人ホームの施設等でも、引き戸が採用されていますよね。


スムーズな出入りを実現することで、日々のちょっとしたストレスからも開放されます。


キッチン・トイレ・洗面所引き戸

▼部屋・洗面室・トイレ引き戸施工事例 
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_464.html


 

③段差を解消する

ご自宅の室内にはどのくらい段差がありますか?何気なく生活していて普段気にならないような段差でも、年齢とともに『段差につまずいて転倒してしまう…』『段差を踏み外して、怪我をしてしまう…』そんなことになりかねません。小さな段差ほど、無意識でつまづきます!家の中の段差をなくすことで、このような事例を防ぐことができます。


【段差を解消するための工事】
●ドア、建具の床段差(敷居)の撤去
●廊下から和室へと言った、床仕上の高さ違いの場所を床の貼替などで合わせる工事
●スロープ等の補助物を設置して段差を解消


和室・リビング段差解消

▼和室&リビング段差解消施工事例
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_617.html


 

和室・リビング段差解消

▼和室&リビング段差解消施工事例
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_546.html


スロープ

▼スロープ施工事例 
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_185.html


 

④滑りにくい床にする

先程段差の話をしましたが、『何もないところで、滑って転倒してしまう…』ということもあります。要因は様々ですが、フローリングや板材が素材によっては滑りやすいと感じる方が多いようです。


【床の滑りを解消するための工事】
●滑りにくい床材を上に貼る
●滑りにくい床材に交換する


敷居などで段差がある場合は、段差の高さに合わせた床材を貼ることで同時に段差解消も可能です。
各メーカーから滑りにくい素材の床材がでていますので、ぜひ一度ご相談ください。

滑りにくい床

▼滑りにくい床施工事例
https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/33.html


⑤車いすに対応させる

車いすは横にある車輪は大きいですが、バランスをとるために小さな車輪も取り付けられており、その小さな車輪がちょっとした段差にも引っかかってしまいます。先程段差の解消のお話をしましたが、玄関の場合はどうしたら良いでしょうか。


●廊下通路出入口の幅、段差の解消にスロープや昇降機の設置
●玄関等の階段であればスロープを設置


また、車いすが通れる幅の確保も必要となってきます。物によってサイズは異なりますが、JIS(日本工業規格)により決められているサイズは、全幅700mm以下。しかし、車いすは自分で手押しする場合もあれば、介助者に押してもらう場合もあります。そのため、ゆとりをもって通るには、800mm〜900mm程度の幅を確保することが望ましいでしょう。部屋の扉はもちろんのこと、廊下・トイレ・洗面脱衣室等も、幅の確保が必要です。


廊下幅を変えることは、隣接した部屋を変更することになるので大掛かりな改修になりがちです。場合によっては、廊下をリビングに取り込むことで、車いすの往来をしやすくすることも可能です。

車いす対応

▼車いす対応施工事例
https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/10.html


⑥動線や暮らしをプランニング

お客様希望の他にも、現在の生活スタイルをヒアリングしたうえでリフォーム後の生活や間取等をプランニングしていきます。

フォーム後の生活や間取等をプランニング

例えば・・・
●2階寝室の場合、将来的に階段の上り下りが辛くなるため、1階で生活が完結する間取りへ変更。
●ヒートショック予防として、リビングから浴室等へのアクセスが可能な間取りに変更。


今までの生活での不便解消はもちろん、リフォーム後も快適に住んでいただくために多数の経験を生かした提案力が、当社の強みとも言えます!担当営業がお客様と信頼関係を築くことはもちろん、女性インテリアコーディネーターによるデザイン力、建築士による提案力、現場の工事の技術力・・・各分野の専門スタッフが力を集結することで、お客様の満足するリフォームを実現していきます。



「介護リフォーム」「介護対応リフォーム」に使える補助制度・支援策ってあるの?

補助金

①「高齢者住宅改修費用助成制度」の利用

▼各市町村で異なりますが、例えば金沢市の場合
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kaigohokenka/shinseishodownload/8306.html

高齢者住宅改修費用助成制度


①は介護保険において「要支援・要介護認定」を受けていることが条件にあるため、慌てて必要箇所をリフォームする方が多いです。お客様に確認し、直接担当のケアマネージャーの方と打合せをする場合もあります。補助制度を利用するにあたって、担当のケアマネージャーの方には、直接書いていただく書類もあります。また、支援介護の必要な状態に応じて、手すりの高さや形や設置位置を決めていきます。


②「こどもみらい住宅支援事業」の利用

こどもみらい住宅支援事業

②は今から将来のことを考えて、早めにリフォームをされたい方にオススメの支援策。部分リフォームも対象になる場合があります。また、子育て世帯・若者夫婦世帯の場合補助額が高くなり最大60万円となりますが、こちらの支援事業は年齢に関係なくすべての世帯でご活用いただけます!


▼「こどもみらい住宅支援事業事務局」ホームページ
https://kodomo-mirai.mlit.go.jp/


▼「こどもみらい住宅支援事業」当社特設ページ
https://www.ishitomo-reform.co.jp/news/details_3495.html


キッチン、ユニットバスといった水回り商品や、サッシ等の外部商品、今回の介護対応リフォームでご紹介した段差解消や手摺等に対しても補助金が出ます。組み合わせや補助金額等、詳しくは店頭にてお問い合わせください。


「補助制度・支援策」は、申請するために条件や期限がある場合もあります。石友リフォームサービスでは、「補助制度・支援策」の申請実績が多数ありますので、ぜひ一度ご相談ください。「補助制度・支援策」を使ってみたいけど、現在計画している自宅のリフォームは対象になるのか?どうすれば対象になるのか?...等、なんでもご質問・ご相談お待ちしております。



【石友リフォーム】石川県での介護準備リフォーム施工事例紹介


T様邸

特選施工事例としてホームページにも公開されている、石川県 60代ご夫婦二人暮らしT様邸をご紹介します。私河越が担当させていただきました。


▼石川県 60代ご夫婦二人暮らしT様邸 特選施工事例ページ
https://www.ishitomo-reform.co.jp/s_works/49.html


ご紹介する事例は、60代ご夫婦から依頼いただいた「介護準備リフォーム」です。現在はご夫婦とも健康でいらっしゃいます。しかし、奥様が以前にご自身のお父様の介護を経験しており、その時の苦労や不便だった点を盛り込んで、自分たちの終の棲家とするべく自宅のリフォームを計画しました。健康である現状の住みやすさはもちろん、今後介護の必要が出たとしても対応可能な間取りとしました。


断熱や耐震補強と言った基本的な改修はもちろん、元々が立派な和室を備えた日本家屋であったため、今まで慣れ親しんだ雰囲気も残しつつ、新しさも取り入れたデザインをご提案致しました。


●トイレ

トイレのバリアフリー改修として、引戸への変更や段差解消、スペース確保することが多いです。しかし今回は、間取上の位置やアクセスを考え入口ドア両サイドに引戸を配置することで、介護しやすい広めのスペースを確保しました。

トイレ バリアフリー


●LDK

車いすで生活することも見越し、段差のない広々としたバリアフリーなLDK空間へ。

LDK バリアフリー

床・壁・天井に断熱材を施し、窓はインナーサッシとペアサッシを採用。冬は暖かく、夏は涼しい、1年中快適に暮らせる住まいへと変身しました。洗面脱衣・浴室へのアクセスがLDKから容易なため、冬場のヒートショック(※)予防にもなり、温度のバリアフリーにもなります。
(※ヒートショック…温度変化の激しい空間を移動した際に起こりやすい、血圧が急変する現象。脳卒中や心筋梗塞などにつながるおそれがあります。)


床は、現在ワンちゃんがいるためペットフロアを採用しました。滑りにくく掃除のしやすい床は、ワンちゃんだけでなく、住む人にも優しいものとなりました。LDKの壁には腰壁材を取付け、クロス仕上げよりも丈夫なため車イスでの移動時の傷防止にもなります。またコンセント位置も通常の低い位置では腰に負担がかかるため、あえて高く設置しました。

LDK バリアフリー


●手すり

玄関・リビング・ホール・洗面・脱衣浴室等、使い勝手を考えて各所に手すりを設置しました。手すりは段差のある場所、体勢が変化する場所がおすすめです。一般的に手すりを後付けする場合は下地補強も合わせて行います。今回のような改修工事と合わせて行うと、壁内に先行して下地補強できるため、スッキリとした見た目で設置ができます。手すりにも様々な形状があります。

手すり


●補助金活用

これらの介護準備リフォームをすることで、こどもみらい住宅支援事業の対象になりました。今回のケースでは、以下の工事が補助金の対象になりました。


・開口部断熱改修(窓サッシ交換、内窓設置)
・断熱改修(天井・壁・床)
・エコ住宅設備の設置(ユニットバス、トイレ)
・バリアフリー改修(段差解消、手すりの設置)

補助金活用



まとめ

いかがでしたでしょうか?今現在は健康で元気を維持することが一番ですが、備える事でより安心した生活ができると思います。また、「介護準備」することで、現在の暮らしもさらに快適になります。


「今まで簡単にできていたことが、急にできなくり、不自由になる。」


介護や障害は必ずしも訪れることではないかもしれませんが、「老い」はいずれ誰にでもやってきます。自分が介護する側かもしれませんし、介護される側かもしれません。そのときに困らないためにも、まずはこの機会に一度ご家族皆様で相談する機会を作ってみてはいかがでしょうか?「お客様の気付かない不便も見つけて解決したい。」そんな気持ちで、当社では様々なリフォームを経験したスタッフが、お客様の悩みや困りごとに寄り添って、暮らしが明るく豊かになるようサポート致します。


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