
*震災で2階の床の補修が必須になり、これを機に全改修をご検討されることに。笑いの絶えない明るいご夫婦で、駐車台数を増やしたい、物干しスペースが欲しいとのご希望があり、増築も含めたご提案になりました。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_152.html
戸建てのリフォームを検討していて「いつリフォームすべきか」と、時期の見極めで悩んでいないでしょうか。早すぎれば無駄な出費になり、遅すぎれば修繕費用が膨らむ。出費を抑えながら長く快適に住むためには、適切なタイミングの見極めが重要です。
本記事では、戸建てリフォームを行うべき時期の考え方から、築年数別・部位別の具体的なタイミングまで解説します。
生活の中で使い勝手の悪さや劣化など、気になる箇所が増えてきたらリフォームを検討する時期だと考えましょう。
キッチンの収納が足りない、浴室が寒い、階段の昇り降りが辛くなってきたなど、生活の質に関わる不便さを感じたときは、リフォームで解決できる場合が多いです。
また、子どもが生まれた時や独立する時、親との同居など、ライフステージや家族構成の変化に合わせてリフォームすれば、暮らしやすい住まいになります。
小さな問題を放置すると、やがて大がかりなリフォームが必要になり、結果的に費用が膨らむケースも少なくありません。早めの対応が、住まいを長持ちさせながら、無駄な出費を抑えることにつながります。
戸建ては築年数を重ねるごとに、必要となるリフォームの内容や規模が変わってきます。
ここでは築年数別に、どのようなリフォームが必要になるのかを見ていきましょう。
築10年未満の住宅は、まだ比較的新しく問題はないことが多いです。しかし、早い段階からメンテナンスしていたかどうかで長く住めるかを大きく左右します。
主にチェックするのは日常的に使う設備です。たとえば、レンジフードのフィルターやビルトイン食洗機などは、使い方によって劣化が早い場合があります。異音がする、汚れが落ちにくくなったなどの兆候があれば、部品交換の検討が必要かもしれません。
クッションフロアや畳などの床材も、汚れが目立ち始める時期です。小さなお子様がいる家庭では、食べこぼしや落書きなどで汚れやすいため、部分的な張り替えを行うケースもあります。
木造住宅の場合はシロアリ対策も重要です。新築時の防蟻処理の効果は5~8年程度で薄れてくるため、定期的な点検と再処理が欠かせません。
築10~15年は、住宅設備の交換時期を迎える時期です。
水回り設備にはとくに注意が必要で、キッチンの蛇口やトイレの温水洗浄便座、浴室の換気扇など、毎日使う設備に不具合が出始めます。水漏れや異音、動作不良などの症状が現れたら、早めの交換を検討しましょう。放置すると、水漏れによる床下の腐食など、より大きな問題につながる可能性があります。
ガスコンロやIHクッキングヒーターも、築10~15年で寿命を迎えることが多い設備です。点火不良や温度調節の不具合が頻繁に起こるようになったら、安全面からも交換をおすすめします。
外壁や屋根は、本格的なメンテナンス時期です。塗装の劣化により防水性能が低下し始めるため、ひび割れや色あせが目立つ前に塗り替えを行いましょう。また、外壁のチョーキング(触ると白い粉が付く現象)が見られたら、塗装を行うべきタイミングです。
内装では、壁紙の汚れや剥がれが気になり始める時期です。リビングや子供部屋など、使う頻度の高い部屋から張り替えを検討すると良いでしょう。
築15年を超えると、住宅は大規模リフォームの検討も必要な時期です。表面的な劣化だけでなく、構造や配管など、見えない部分に問題が生じている場合があります。
築15~20年では、システムキッチンやユニットバスなど、水回りの主要な設備をまるごと交換する時期です。部分的な修理では対応しきれない劣化が進行し、使い勝手や衛生面でも問題が出てくることがあります。省エネになる設備への変更や、今のライフスタイルに合わせてレイアウトを変更するのも良いでしょう。
給排水管の劣化も進行する時期です。目に見えない部分だけに見落としがちですが、水圧の低下や水道料金の増加などの兆候があれば、専門家による点検を受けることをおすすめします。
築20~30年になると、住宅全体の見直しが必要です。耐震性能や断熱性能の確認・向上など、住宅の性能を高めるリフォームも検討しましょう。
木造住宅の場合、土台や柱などの構造材の点検も大切です。シロアリ被害や腐食している部分があるかを確認し、必要に応じて補強や交換を行います。
住宅の各部位によって、劣化の進み方やリフォームが必要となる時期は異なります。
部位 / リフォーム時期の目安
フローリング / 10~15年
畳(裏返し/表替え) / 3~5年
畳(新調) / 10~15年
壁紙・天井 / 10年
内装は毎日目にする場所だけに、劣化や汚れが気になりやすい部位です。
フローリングは歩くときにきしむ音がする、特定の場所が沈み込むなどの症状が現れたら、張り替えを検討するタイミングです。水回り近くのフローリングは湿気の影響を受けやすいため、早めの対応が必要になることがあります。
畳は使用状況により異なりますが、畳表の毛羽立ちや変色、踏み心地の変化などが目安となります。リフォームで交換する場合は、メンテナンスの手間が少ない樹脂製の畳も人気です。
壁紙はタバコのヤニや調理による油汚れ、日焼けによる変色、継ぎ目の剥がれなどが目立ってきたら、張り替えのサインです。
部位 / リフォーム時期の目安
外壁塗装 / 10~15年
コーキング / 5~10年
屋根塗装(スレート) / 10~15年
屋根塗装(金属) / 15~20年
屋根塗装(瓦) / 20~30年以上
外壁と屋根は、住宅を風雨から守る大切な部位です。メンテナンスを怠ると、住宅全体の寿命にも影響するため、定期的な点検とリフォームは欠かせません。
外壁は、チョーキング現象、色あせ、ひび割れ、コケや藻の発生などが見られたら、塗り替えのタイミングです。ひび割れは雨水の侵入口となるため、発見次第早めの対処が必要です。
サイディングボードの場合は、目地のコーキングの劣化にも注意が必要です。ひび割れや剥離が見られたら打ち替えを行います。
屋根は直接目視での確認が難しいため、定期的な専門業者による点検が重要です。外壁と屋根のリフォームは、足場を組む必要があるため、同時に行えば費用を節約できます。
部位 / リフォーム時期の目安
温水洗浄便座 / 5~8年
レンジフード・食洗機 / 8~10年
ガスコンロ・IH / 10~15年
トイレ本体 / 10~15年
洗面台 / 10~15年
給湯機・エコキュート / 10~15年
システムキッチン本体 / 15~20年
ユニットバス / 15~20年
水まわりは毎日使う場所で、湿気や水の影響を受けやすいため、住宅の中でも劣化が進みやすい部分です。
キッチンは、水栓の水漏れ、扉の建て付け不良、シンクの傷や変色などが目立ってきたら、リフォームを検討しましょう。
浴室は、タイルのひび割れ、コーキングの劣化、カビの繁殖、換気扇の不調などが見られたら要注意です。在来工法の浴室は、タイルの目地から水が浸入し、土台を腐食させる危険があるため、早めの対応が必要です。
トイレは、便器自体は陶器製で長持ちしますが、温水洗浄便座やタンク内部の部品は早めに交換時期を迎えます。
給湯器やエコキュートは、お湯の温度が安定しない、異音がする、本体から水漏れするなどの症状が現れたら、早めの交換をおすすめします。
部位 / リフォーム時期の目安
網戸 / 5~10年
雨戸・シャッター / 10~15年
サッシ・窓ガラス / 20~30年
窓まわりは比較的長いスパンでリフォームを考える部位ですが、快適性や省エネに大きく関わります。
サッシの開閉が重い、鍵がかかりにくい、隙間風が入るなどの症状が現れたら、調整や交換をおすすめします。
結露がひどい場合は、窓の断熱性能不足が原因です。アルミサッシから樹脂サッシへの交換や、ペアガラス・Low-Eガラスへの交換により、断熱性能を向上させることができます。
雨戸やシャッターは、開閉の不具合、サビの発生、破損などが見られたら、防犯性や台風対策の観点からも早めの交換をおすすめします。
戸建てのリフォームに適した時期は、住宅の築年数、各部位の劣化状況、住む人のライフスタイルによって異なります。家族構成やライフスタイルの変化に加え、小さな不具合や劣化のサインを見逃さず、早めに対処することで快適な暮らしを続けられます。
ただ、専門知識をもたずに住まいの状態を把握し、適切なタイミングでリフォームを依頼するのは、なかなか難しいものです。そのため、信頼できる専門家への相談は欠かせません。
複数の業者に相談して、どんなリフォームが必要か、費用はどのくらいかかるのかを把握することから始めてみてください。実績が豊富で、資格をもつ専門家がいる業者を選ぶことが大切です。
石友リフォームサービスは、富山・石川・福井・埼玉エリアで多くの戸建てリフォームを手がけてきました。経験豊富なスタッフが住まいの状態を見極め、築年数や劣化状況に応じてリフォームをご提案します。
戸建てのリフォームを今すべきかどうかで悩んでいる方は、お気軽に石友リフォームサービスにご相談ください。
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