「二階にサンルームを後付けして、天気にかかわらず室内に洗濯物を干せるようにしたい」と考えていませんか?
この記事を読むことで、次のことがわかります。
● サンルームを二階に後付けできるかどうか
● サンルームを二階に設置するメリット・デメリット
● サンルームを後付けしたリフォーム事例
● サンルームを二階に設置するリフォームのポイント
リフォーム事例に加え、二階にサンルームを後付けする際に知っておきたいポイントをわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
住宅の二階にサンルームを後付けすることは可能です。
一般的な後付けの方法としては4つあります。
● 既存のベランダやバルコニーに屋根や壁を追加してサンルームにする
● 既存の部屋をサンルームに改装する
● 間取りを変更にしてサンルームを作る
● 増築してサンルームを後付けする
それぞれの方法によって後付けされたサンルームは、使い勝手などが異なるため、自身が描いている理想のライフスタイルに合わせて選びましょう。
すでに二階にベランダやバルコニーがある場合、そのスペースに屋根や壁がない場合は追加して、サンルームとして活用する方法です。
元々あるスペースを囲む形でサンルームを設置するため、比較的コストを抑えてリフォームできます。屋外に面しているため、日当たりがよく、洗濯物を干すスペースやガーデニングスペースとしても活用できます。
既存の部屋をサンルームに改装する方法もあります。壁や天井に大きな窓を設けることで、日光が差し込む空間にすることが可能です。
隣接する部屋とつなげたり、廊下や収納スペースを活用したりしてサンルームを作る方法です。部屋をつなげれば広いサンルームを設けられるので、使い勝手がよく開放的な空間になりやすいのが特徴です。
基礎や柱を追加することでサンルームを設置する方法です。増築によるサンルームの設置は他の方法と比べて工事費用がかかりますが、広さや配置などを自由に決めたい場合に適した方法になります。
ここでは、住宅の二階にサンルームを設置するメリット・デメリットについてご紹介します。
住宅の二階にサンルームを設置するメリットは以下のとおりです。
● 日当たりの良い空間を確保できる
● 洗濯物を干すスペースとして活用できる
● プライバシーを保ちながらリラックスできる
● 家の価値が高まる
二階は周りに遮るものが少ないため、サンルーム内に自然光を取り込みやすい空間を作ることができます。天気を気にせずに洗濯物を干せるので、日々の家事負担が軽くなります。さらに、二階に設けることでプライベートなリラックス空間が確保でき、快適な暮らしを実現しやすくなります。
サンルームを設置すれば、こうしたメリットが得られるため、家全体の価値を向上させることにもつながります。
住宅の二階にサンルームを設置するデメリットや注意点は以下のとおりです。
● 設置費用が高くなる場合がある
● メンテナンスが手間になる
● 夏場に室温が上がりやすい
● 風や雨の音が響きやすい
住宅の二階にサンルームを設置する際には、デメリットや注意点もあります。
まず、家の構造によっては補強工事が必要になる場合があるため、工事費用が増える可能性があります。また、大きなガラス窓や外壁部分の掃除など、定期的なメンテナンスにも手間がかかります。
さらに、サンルームは日光を多く取り込むため、夏場は室温が上昇しやすく、エアコンの効率にも影響が出る可能性があります。加えて、風や雨が強い日には、窓ガラスに当たる音が気になりやすいこともデメリットの一つです。
しかし、既存の部屋をサンルームにリフォームすることで、これらのデメリットを解消できる可能性があります。次の章にて、既存の部屋をサンルームにしたリフォーム事例もご紹介しますので、上記の点に着目しながら参考にしてください。
では、実際に行ったサンルームのリフォーム事例を見ていきましょう。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_450.html
この事例は、築60年の住まいに若夫婦専用の空間を作りたいというご要望から始まったリフォームです。
お施主様は収納スペースの不足、家族が集える広いリビングが日中でも明るさを感じられないといった悩みを抱えていました。しかし、リフォームによって限られた空間を最大限に活用したことで生活空間が整い、快適な生活を実現しています。
特に明るさの問題は、既存の部屋と廊下・居室の一部を統合して設けたサンルームによって、家全体に自然光が入りやすくなったことで解消されました。天候を気にせず洗濯物を干せるようになったので、日々の家事効率も各段に向上しています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_571.html
この事例は「使っていない屋外ベランダを有効に活用したい」というお施主様のご要望から始まったリフォーム事例です。
今回のリフォームでは、ベランダを室内のサンルームに変更することで、日々の家事動線が大幅に改善しました。
洗濯から物干し、取り込みまでの一連の作業が同じ空間内で行えるようになり、家事負担の軽減を実現。さらに、クローゼットも近くに配置されているため、取り込んだ洗濯物の収納がスムーズで、家事がより効率的になりました。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_038.html
この事例は、お施主様の子どもが進学することをきっかけに、築17年の木造住宅を二世帯向けに増築リフォームされたものです。
お施主様は「対面キッチンでお子様を見守りながら家事を行いたい」「子供部屋を確保したい」そして、「家族全員の洗濯物を干せるサンルームが欲しい」といったご要望がありました。
そこで、2階部分の増築と全面改修を行い、限られた空間にLDKや対面キッチン、寝室などに加えて、サンルームを新たに設置しました。サンルームを設置したことで、天気に左右されずに洗濯から物干しまで一連の家事がスムーズに行えるようになっています。
出典:https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_574.html
この事例は「一階の脱衣室から二階まで洗濯物を運んでいるため、家事動線を改善したい」とのご要望から二階にサンルームを設置することになったものです。サンルームには、使わないときに収納できる物干しを採用し、一度にたくさんの洗濯物を干すことができます。内装も明るく清潔感のある空間になり、洗濯物を干すスペースとしてだけでなく、さまざまなスペースとして活用できるようになりました。
南向きの日当たりの良いサンルームは、家事をしながら景色も楽しめるため、日々の家事が楽しい時間になるようになっています。
住宅の二階にサンルームを設けるリフォームを行うときのポイントは、以下のとおりです。
● イメージに近い事例を参考にする
● メリットだけでなくデメリットや注意点についても理解しておく
● 住宅の二階にサンルームを設けるリフォームの実績が豊富な業者に相談する
リフォームを成功させるためには、まず自分のイメージに近いサンルームの事例を参考にすることが大切です。具体的な完成イメージを持って業者との打ち合わせができるので、理想のサンルームを実現しやすくなります。
また、サンルームを設置する際のメリットだけでなく、デメリットや注意点についても理解しておくことが重要です。例えば、設置費用が高くなりやすいデメリットを把握しておけば、事前に相談し、対策することができます。
さらに、自身の理想を叶えるために、柔軟に対応ができる経験豊富な業者に相談することが不可欠です。リフォーム業者を選ぶ際は、これまでの実績を調べたうえで選ぶとよいでしょう。
住宅の二階にサンルームを設けることで、自然光を取り入れやすくなるので、洗濯物を干すスペースとして活用し、家事を楽にすることができます。
しかし、設置には費用の高さやメンテナンスの手間といったデメリットもあるため、事前にデメリットを十分に理解しておき、対策を練っておくことが大切です。
実際に、住宅の二階にサンルームを設置したい方は、この記事でご紹介した事例やリフォームのポイントを参考にして、実績が豊富な業者に相談しましょう。もしもサンルームを作って後悔したらどうしようという不安がある方は、まずは石友リフォームサービスへご相談ください。ご要望に応じたプランの提案が可能です。