*1階だけのリフォーム~ホテルライクなインテリアを実現したLDK
https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_151.html
二階建て以上の戸建てに住んでいると、家族構成やライフスタイルの変化にともない、「最近はほとんど1階で過ごしている」「2階に上がるのが億劫になってきた」と感じる場面が増えてくるかもしれません。
そのようなとき、生活の中心である1階部分だけを、もっと快適で機能的な空間にしたいと考えるのは自然なことです。
そこでこの記事では、「戸建ての1階部分だけをリフォームすることはできるのか」という疑問を解消するとともに、そのメリットやリフォームを成功させるためのポイントを詳しく解説します。
戸建ての1階部分だけをリフォームすることはできる?
結論として、戸建ての1階部分だけをリフォームすることは可能です。
近年、子どもの独立や家族の老後を見据えた暮らしの変化に対応するため、生活の中心である1階部分に絞ってリフォームを行うケースが増えています。
このようなリフォームは「ハーフリノベーション」とも呼ばれます。住まい全体を工事するフルリノベーションとは異なり、2階は現状のまま残し、1階の間取り変更や水回り設備の刷新、内装の一新などを行います。
具体的には、壁を取り払ってリビングダイニングを一体化したり、和室を洋室に変更したり、キッチンの位置を動かしたりといった、暮らしを大きく変える工事も可能です。
戸建ての1階部分だけをリフォームするメリット
1階部分に限定してリフォームを行うことには、家全体を工事する場合と比べて多くのメリットがあります。
費用面や工期、生活への影響など、具体的なメリットを3つのポイントに分けて見ていきましょう。
費用を抑えられる
リフォーム費用は、解体する範囲、使用する建材の量、工事に携わる職人の人数や日数(人件費)に大きく左右されます。
そこで工事範囲を1階のみに絞ることで、コストを2階部分にはかける必要がなくなり、総額を大幅に抑えることができるのです。
また、工事範囲を絞って浮いた分の予算を、とくにこだわりたい部分に充てられるのも大きな魅力です。
例えば、「床は肌触りの良い無垢材にしたい」「キッチンは最新の食洗機付きシステムキッチンを導入したい」「冬場のヒートショック対策に浴室暖房乾燥機を設置したい」といった、暮らしの質を向上させるための投資ができるようになります。
工期が短くなる
リフォームの範囲を限定することは、費用を抑えられるだけでなく、工期の短縮にもつながります。
解体や壁・床の施工、内装仕上げといった一連の作業範囲が狭まるため、家全体をリフォームする場合に比べて、全体の工事期間を大幅に短縮できるのです。
1階部分のリフォームにおける代表的な工事内容と工期の目安は以下のとおりです。
• 内装中心のリフォーム(壁紙・床材の張り替えなど):約1週間~2週間
• 水回り設備の交換(キッチン・浴室・トイレなど):約2週間~1ヶ月
• 間取り変更を含むリフォーム(壁の撤去・新設など):約1ヶ月~2ヶ月
これらの工期はあくまで目安であり、選ぶ設備の仕様や建物の構造、現状によって変わります。
また、複数の工事を組み合わせる場合は、それぞれの工期が必要なため、トータルの期間は上記の各目安より長くなることを想定しておきましょう。
リフォーム期間も住み続けられる
1階部分のみのリフォームでは、工事を行っていない2階で生活を続けられるケースが多くあります。
大規模なリフォームでは仮住まいへの引っ越しをしなければならなくなり、そのための物件探しや引っ越し作業、家賃といった金銭的・時間的な負担がかかります。
1階の工事中に2階で生活ができれば、こうした手間や費用を大幅に節約できるわけです。
ただし、注意点として、キッチンや浴室、トイレといった水回りを全面的に工事する場合、数日間それらの設備が使えなくなる期間が発生することがあります。
その間の対策として、近隣の銭湯を利用したり、簡単な調理ができるカセットコンロや電子レンジを用意しておくとよいでしょう。
リフォームを依頼した業者と、工事の進め方や生活への影響について事前に打ち合わせておき、備えておくことが大切です。
戸建ての1階部分だけをリフォームするのに適したケース
1階部分だけのリフォームは、以下のようなライフステージの変化が起こった家庭におすすめの選択肢となります。
• 子供が独立し、夫婦二人の生活になった
• 老後に備え、生活動線を1階で完結させたい
• 家族構成が変わり、間取りが使いにくくなった
子供が独立して夫婦二人暮らしになると、2階の子供部屋が使われなくなり、物置状態になってしまうことは少なくありません。
使う頻度の少ない2階はそのままに、夫婦が多くの時間を過ごす1階のリビングや水回りを、より快適でゆとりのある空間にリフォームすることで、質の高いセカンドライフを送ることができます。
また、将来を見据え、寝室も1階に移動させて階段の上り下りのない平屋のような生活動線に集約することも一つの選択肢です。身体的な負担を減らし、長く安心して暮らせる住まいを実現できます。
玄関や廊下、トイレの段差をなくしたり、手すりを設置したりといったバリアフリー化も、良い機会のため一緒に検討するとよいでしょう。
戸建ての1階部分のみをリフォームするときのポイント
1階部分のリフォームを成功させ、「やってよかった」と心から思えるものにするためには、計画段階でいくつか押さえておきたい大切なポイントがあります。
ここでは、具体的に何をすべきかを3つ解説します。
やりたいことの優先順位を明確にする
戸建てのリフォームはできることが多い分、あれもこれもと要望が膨らみやすく、気づけば予算を大幅にオーバーしてしまうことも少なくありません。
費用を抑えられるという1階リフォームのメリットを最大限に活かすためにも、まずは「何を解決したいのか」「どんな暮らしを実現したいのか」を家族で話し合い、やりたいことの優先順位を明確にしましょう。
また、絶対に譲れないことやできれば実現したいこと、今回は見送ってもよいことなどの要望を整理したリストも作成しておくと、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズに進み、的確な提案を受けやすくなります。
今後の家族構成やライフスタイルの変化を意識しながらプランニングする
リフォームは、決して安い買い物ではありません。
そのため、今の暮らしやすさだけを考えるのではなく、10年後、20年後といった将来の起こり得る変化まで見据えてプランニングすることが重要です。
例えば、今は夫婦二人でも、将来的に親との同居の可能性があれば、車椅子でも通りやすいように廊下の幅を広くしておく、といったことが考えられます。
また、今は一つの広いリビングとして使っておき、将来は間仕切り壁を設置して書斎や趣味のスペースを作れるような「可変性のある間取り」にしておくのも1つの方法です。
戸建てのリフォームが得意な業者に相談する
リフォーム会社と一口に言っても、マンション専門、水回り専門など、それぞれに得意な分野があります。
戸建てのリフォーム、とくに間取り変更などをともなう場合は、その建物の構造を正確に理解したうえで、適切な補強などを判断する専門知識が不可欠です。
そのため、戸建ての木造住宅の構造を熟知し、リフォーム実績が豊富な業者に相談することが成功のカギとなります。
業者のホームページで施工事例を確認し、自分たちのイメージに近いリフォームを手がけているか、特に1階部分のリフォーム実績が豊富かなどをチェックしましょう。
建設業許可の有無、リフォームに関する資格を持つスタッフが在籍しているか、工事後の保証やアフターサービスの内容なども大切な判断基準です。
まとめ
工事範囲を1階に絞ることで、費用や工期を抑えながら、現在のライフスタイルに合った住空間を実現できます。
とくに、子どもの独立や老後への備えといったライフステージの変化に合わせて住まいを見直す際には、良い選択肢となるでしょう。
リフォームを成功させるためには、将来を見据えた計画と、信頼できる専門家であるリフォーム業者のサポートが不可欠です。
もし、そんなリフォーム業者を探している方は、石友リフォームサービスにご相談ください。
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