リフォームコラム

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耐震・断熱

2025.10.05

脱衣所も暖かい毎日へ！リフォームで叶える寒さ知らずのお風呂時間

https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_817.html

まとめ

なぜ寒い脱衣所・浴室は健康リスクをもたらすのか

寒さが引き起こす典型的な健康問題とは

寒い脱衣所や浴室は、体にさまざまな健康リスクをもたらします。

特に冬場、気温が低い環境にさらされることで、血圧が急上昇したり、筋肉が硬直したりすることがあります。

これにより、心筋梗塞や脳卒中といった深刻な症状を引き起こす恐れもあります。

また、温度の低い空間では、風邪や肺炎などの呼吸器系の疾患も発生しやすくなるため、免疫力が低下している方や高齢者にとっては特に注意が必要です。

ヒートショックのリスクとその背景

ヒートショックは、急激な温度変化によって起こる健康リスクです。

たとえば、暖かい居室から寒い脱衣所や浴室へ移動した際に、体が急激な温度差にさらされることで血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳血管障害といった命に関わる問題を引き起こす可能性があります。

この現象は特に冬場に多発し、熱を逃しやすい断熱性の低い住宅ではそのリスクがさらに高まります。

実際、日本では浴室内での溺死事故の多くがヒートショックに関連しているとされており、高齢者が被害の中心にいます。

2020年のデータによれば、浴槽での死亡者数は交通事故死の約2倍にも上っており、この問題の深刻さが浮き彫りになっています。

特に、高齢者の身体は温度変化への耐性が弱く、早急な寒さ対策が求められます。

＊暖かく安心の洗面脱衣室
断熱材の充填で断熱性能を上げると共に、暖房器具のウォールヒートを設置し、お風呂から出た後のヒートショックの心配が無く、安心して暮らせるようになりました。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_817.html

冬場の温度差が身体に与える影響

冬場の住宅内の温度差は、体温調節に大きな影響を及ぼします。

特に、脱衣所や浴室の温度が他の居室に比べて大きく下がるような場合、身体への負担が大きくなることがあります。

断熱性能が低い住宅では、居住空間と浴室の温度差が10℃以上になることも珍しくありません。

こうした温度差が繰り返されると、めまいや頭痛、失神などの不快な症状を引き起こしやすくなります。

また、温度差による影響は血流に直結しているため、冷えた足元や手先が温まりにくくなるだけでなく、循環器系に負担を与えます。

特に、脱衣所に暖房器具がない環境では、服を脱いだ際に寒さをより強く感じるため、ヒートショックのリスクも顕著に高まります。

このような状況を予防するためには、浴室や洗面所のリフォームで寒さ対策を施し、住宅全体の断熱性能を強化することが重要です。

寒さ対策で快適さUP！取り入れたいリフォーム方法

浴室暖房乾燥機の設置で効率的に暖める

浴室暖房乾燥機は、寒さ対策として非常に効果的な暖房器具です。

冬場のバスルームを快適な温度に保つことができるため、お風呂に入るたびに感じる寒さから解放されます。

この設備は入浴前に浴室を暖めるだけでなく、ヒートショック対策としても有効です。

急激な温度差を防ぐことで、血圧の急激な変動を抑えて健康リスクを軽減します。

また、湿気を除去する機能もあるため、カビや結露の予防にも役立ちます。家族の健康を守りつつ、お手入れの手間が減る点も魅力的です。

断熱窓や断熱材の導入で冷気をシャットアウト

断熱窓や断熱材を導入することで、お風呂や洗面所の寒さを根本から対策できます。

従来のアルミサッシや単板ガラスの窓は断熱性が低く、外からの冷気が侵入しやすい構造です。

一方で内窓の設置や複層ガラスへの交換によって冷気を遮断し、室内の温かさを保つことが可能になります。

また、床や壁、天井に断熱材を追加することで、さらに効果的な断熱環境が実現します。

＊冷めにくい浴槽と断熱であったか空間に
調色・調光できる照明を備えたお風呂で、ゆったりと長湯を楽しんでいただくことができるようになりました。
お湯が冷めにくい浴槽と断熱施工した空間であったかです。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_492.html

このようなリフォームはヒートショックのリスクを予防するだけでなく、家全体の暖房効率を向上させるメリットもあり、光熱費の削減にもつながります。

床暖房や脱衣所暖房で足元からポカポカ

寒さを感じやすい脱衣所や浴室の床に床暖房を取り入れる方法もおすすめです。

＊床暖房で暖かい洗面脱衣室
洗面脱衣室に床暖房を導入し、寒さやヒートショックの心配があった空間が、快適で安心して使える温かな場所に改善されました。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_779.html

冷たいタイル床を保温性の高い素材に変更するだけでも快適さは向上しますが、床から暖める床暖房であれば、より高い満足感を得られるでしょう。

また、脱衣所の暖房器具を設置することで、入浴前後に感じる寒さを軽減でき、スムーズに着替えが行えるようになります。

特に洗面所や脱衣所では温度差が生じやすいため、これらの部分を重点的にリフォームすることでヒートショックの予防にもつながります。

これらの工夫を講じることで、毎日の入浴時間がより快適で心地よいものになるでしょう。

＊24時間熱交換システム
熱交換方式により熱ロスを防ぎ、年間の冷暖房コストを軽減するだけでなく、新鮮な空気の入れ替えを行います。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_493.html

リフォーム検討時に気をつけたいポイント

予算設定の重要性と補助金の活用方法

浴室のリフォームを行う上で、最初に考えるべきことは予算設定です。

寒さ対策としてのリフォームには、浴室暖房乾燥機の設置や断熱窓の導入など費用の幅が広く、計画の段階で予算をしっかりと立てることが重要です。

＊暖かいお風呂で快適な時間を
寒かったお風呂を、造作壁や天井にも断熱材を入れて、暖房付き換気扇にすることで、暖かく快適なお風呂にしました。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_490.html

また、近年では地域や国による補助金制度を活用することで、負担を軽減できます。

たとえば、「省エネ住宅ポイント制度」や「次世代住宅ポイント制度」などが利用可能な場合があります。

これらは、ヒートショック防止を目的とした断熱改修や省エネ暖房器具の導入費用に適用できることが多いので、制度内容を事前に確認し、計画時に反映させることをおすすめします。

プロの意見を取り入れるべき場面

浴室リフォームは専門的な知識を必要とする作業が多く含まれます。

特に、断熱性能の向上や浴室暖房乾燥機の効率的な配置など、細かな施工技術が必要な場面ではプロに依頼するべきです。

また、冬場の温度差を正確に測定し、最適な寒さ対策を講じるには、経験豊富な専門家のアドバイスが効果的です。

ヒートショック対策として重要な要素をしっかり満たすためには、特に断熱材の選定や施工のクオリティにこだわりましょう。

＊断熱工事も行い暖かいお風呂に
断熱工事も行ったことで、暖かく快適なお風呂になりました。
スタイリッシュな印象のお風呂です。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_168.html

事前に複数の業者から見積もりを取り、詳細なプランを比較することで、満足度の高いリフォームが実現します。

＊寒く入り口が狭かった洗面脱衣室の問題解決
今まで寒かった洗面脱衣室も断熱材をしっかり入れ、冬でも快適にお風呂に入れるようになりました。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_443.html

自分でできるDIY対策とその限界

予算を抑えたい場合、自分でできるDIY対策も検討できます。

たとえば、浴室や脱衣所の窓に防寒フィルムを貼る、隙間テープで冷気の侵入を防ぐ、ポータブルヒーターを使用してピンポイントで温めるなど手軽な方法が挙げられます。

しかし、こうしたDIY対策だけでは限界があり、特に断熱性能の向上や広範囲の暖房設備には対応できません。

また、適切に施工しないと逆に結露を引き起こしたり、暖房器具の効果を充分に発揮できなかったりするリスクもあります。

DIY対策はあくまで補助的な役割と考え、本格的な寒さ対策が必要な場合は、プロのリノベーションを組み合わせることが最善です。

リフォーム後の効果を最大化するための工夫

適切な温度管理のコツ

リフォーム後にその効果を最大限に引き出すためには、適切な温度管理が不可欠です。

例えば、浴室や脱衣所での快適な温度を維持するために、冬は20℃～25℃を目安にすることがおすすめです。

浴室暖房乾燥機や洗面暖房といった暖房器具を定期的に使用し、入浴前後の温度差を極力少なくしましょう。

また、浴槽へのお湯張りを早めに行っておくことで、浴室全体の温度を自然に上げることも効果的です。

冷気が侵入しやすい場所には断熱材や内窓を活用するのも寒さ対策に繋がります。

これらを習慣化することでヒートショックのリスクを予防することができ、家族全員が安心してお風呂時間を楽しめるようになります。

日々のお手入れで断熱性能を維持する

リフォーム後も断熱性能を維持するためには、日々のメンテナンスが重要です。

例えば、窓ガラスを丁寧に清掃することで結露を防ぎ、カビの発生を抑制できます。また、断熱材や内窓の周辺は定期的に点検を行い、隙間ができていないか確認しましょう。

＊寒い朝の結露した窓サッシ

浴室暖房乾燥機を使用している場合は、フィルターの詰まりを防ぐために定期的な掃除が必要です。

これにより、暖房機器本来の性能を長く保つことができ、エネルギー効率も向上します。

小さな手入れが長期的な断熱効果につながるため、家全体の快適性が維持されます。

リフォーム後の生活をより豊かにするアイデア

リフォーム後の快適な空間をさらに活かすためには、生活スタイルに合った工夫を取り入れることが大切です。

例えば、浴室や脱衣所にアロマディフューザーを設置することでリラックス効果を高めることができます。

＊アロマディフューザーの一例

また、暖房タイマーを設定することで無駄に暖房を稼働させる心配がなくなり、省エネと快適性を両立させるアイデアです。

さらに、リフォーム記録や家族の声を参考にして、新たな改善点を見つけるのもおすすめです。

例えば、フックや棚を追加して物の整理をしやすくすることで、使い勝手の良いバスルームや脱衣所が完成します。

リノベーション後の生活を積極的に楽しむことで、寒さ知らずの快適なお風呂時間を存分に満喫できるでしょう。

まとめ

寒い季節に多く見られる「ヒートショック」は、特に高齢の方にとって命に関わる重大なリスクとなります。

＊明るく快適なお風呂
お風呂はPanasonicのビバスを採用頂きました。正面のおきラクスマート手すりは立ち座り、移動、浴槽をまたぐといった一連の動作をサポートします。また暖房換気乾燥機もついており、あたたかく快適なバスタイムを過ごして頂けるようになりました
https://www.ishitomo-reform.co.jp/renovation/case/details_132.html

暖かいリビングから冷え切った脱衣所や浴室に移動することで急激な温度差にさらされ、血圧や心拍数が大きく変動することが原因です。

しかし、こうしたリスクは、住まいの工夫で大きく軽減することができます。

たとえば、脱衣所や浴室に暖房を設置する、断熱性能を高めた窓やドアに交換する、床や壁に断熱材を取り入れるといったリフォームによって、空間全体を安定した温度に保つことが可能になります。

＊冬でも安心洗面脱衣兼サンルーム
脱衣室としての利用はもちろんのこと、サンルームとしての利用も兼ねており、専用暖房乾燥機を設置し雨でも安心して洗濯でき「洗う、干す、畳む」
を全てできるよう計画しました。
https://www.ishitomo-reform.co.jp/case/details_367.html